2026年1月28日、斉魯晩報は、中国東北部の極寒環境下で折りたたみスマートフォンの画面が破損する事例が相次ぎ、ネット上で「ポッキンアイス」のようだと話題になっていると報じた。
記事は、中国のSNS・微博(ウェイボー)で「折りたたみスマホが東北地方に行くと『ポッキンアイス』になる」というワードが検索トレンド入りし、大きな注目を集めていると紹介。
そして、8日に子どもを連れて屋外スキー場へ出かけた際、帰宅後に縦折り型スマホの画面が破損していることに気づいたという遼寧省在住のあるユーザーの話を具体的な声として取り上げ、このユーザーが高価な端末が冬のレジャーで壊れたことに落胆を隠せない様子で「当面は修理せず、外側のサブディスプレーで何とかしのぐつもりだ」と語ったことを紹介した。
一方、東北地方で使用しても問題がなかったとする声もあり、個々の環境や使用状況によって差が出ている実態にも言及。あるスマホブランドの認定修理店スタッフも、「低温の屋外ではスマホを開いてはいけない」という知識がユーザーに浸透しつつあるようで、最近は低温による破損での持ち込みが以前ほど多くないと指摘したことを伝えた。
記事はその上で、寒冷地でのスマホの取り扱いに関する複数のブランド担当者のアドバイスについても紹介。製品の開封時にも気温が低すぎる場所では折りたたまないようにとの警告が表示されること、屋外では極力折りたたみを避け、室内に入った後もすぐに操作せず、本体を室温になじませてから使用すること、一般的な機種の推奨動作温度は0~35℃程度であり、極端な高温や低温はバッテリーや画面、デバイス全体の性能に悪影響を及ぼすことなどを挙げた。
さらに、専門家の意見として、昨年末に別の中国メディアが掲載した北京理工大学コンピュータネットワーク攻防対抗技術研究所の閻懐志(イエン・ホワイジー)所長の話を取り上げ、破損は主にフレキシブル有機EL材料が超低温下で柔軟性を失い、曲げに弱くなるという物理特性の変化によるものだと説明したことを伝えた。
また、画面の屈曲部は高分子フィルムや接着剤などが積層される複雑な構造であること、内部ヒンジの潤滑油も低温で凝固し、開閉時の抵抗が増大することから、寒冷時の故障率は必然的に上昇すると解説した。
記事は、専門家もスマホの保温が最優先事項であり、断熱性の高いケースの使用や、体温が伝わるよう身近に置いて携帯すること、屋外での開閉を極力控え、室内に入った後も温度差を緩和するために5分から10分ほど静置してから使用すること、動作に違和感がある場合は無理に開閉しないことを呼び掛けたと紹介した。(編集・翻訳/川尻)











