台湾メディアの中央通信社は1月31日、中国の富裕層の今後2年に対する経済信頼指数が4年連続で低下し2012年以降で最低の水準に落ち込んだことが中国の民間シンクタンク、胡潤研究院の最新の報告書で分かったとする記事を掲載した。

胡潤研究院が30日に公表した報告書によると、資産額が1000万元(約2億2000万円)以上の中国の富裕層470人のうち、1億元(約22億円)以上の資産を有しているのは70人。

対象者の平均資産は6100万元(約13億4200万円)で、過去5年間の平均と比べて38%増加し、平均投資可能資産は2300万元(約5億600万円)だった。

今後2年に対する経済信頼指数は低下して5.4となり、12年以降で最低の水準に落ち込んだ。低下は4年連続。経済について「完全に信頼している」と回答した割合は26%にとどまり、「やや信頼している」が59%だった。経済信頼指数は、18年が6.6で、新型コロナ禍の期間中は6.7~7.2で推移し、22年が7.2だった。

25年の中国の高級消費市場規模は前年比5%減の1兆5600億元(約34兆3200億円)だった。世界的な不確実性と富裕層の消費マインドの変化が、伝統的なぜいたく品業界に新たな試練をもたらした。衣料品や化粧品、宝飾品、バッグ、腕時計などの伝統的なぜいたく品市場規模は24年の4500億元(約9兆9000億円)から25年は4300億元(約9兆4600億円)に減少した。

中国の富裕層の消費の重点は物質からサービス体験や感情価値へと移行している。今後増やす予定の支出の上位が旅行、健康・ウェルネス、子どもの教育の順だったのに対し、今後減らす予定の支出の上位は日常的なぜいたく品、収集品、贈答品の順だった。(翻訳・編集/柳川)

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