中国メディアの新民晩報は1月31日、中国の長江に生息する長江スナメリの個体数が1426頭にまで回復したことは長江での10年間の禁漁における新たな成果だとする記事を掲載した。

記事によると、このほど開かれた長江での10年間の禁漁政策の中間評価に関する記者会見で、長江に生息する唯一の淡水性鯨類動物である長江スナメリの個体数が1426頭にまで回復し、2022年の調査時から177頭増加したことが分かった。

長江スナメリの生存状況は長江の生態系の健全性を直接反映している。

記事が、長江流域生態保護戦略研究センターの専門家の話として伝えたところによると、長江スナメリの個体数は1990年代初頭の約3600頭から、06年の約1800頭、12年の1045頭、17年の1012頭へと減少していた。しかし21年1月に始まった長江流域の主要水域における10年間の禁漁政策と、同年の長江スナメリの国家一級重点保護野生動物への格上げにより、個体数は回復傾向にある。

長江スナメリをめぐっては、個体数が増えているだけでなく、人々の目に触れる機会も増えている。近年では、蕪湖、南京、洞庭湖、鄱陽湖、武漢、宜昌などで跳ね回る姿が目撃されている。専門家によると、個体数の回復は、流域における水質改善と生息地回復の成果を裏付けるものだ。

長江スナメリの個体数が1426頭に回復、長江10年間禁漁の新成果―中国メディア

禁漁の成果は他にもあり、21年から25年にかけて長江流域で観測された魚類は351種に達し、禁漁前より43種増加した。(翻訳・編集/柳川)

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