台湾メディアの自由時報は3日、「中国のボイコットは意味なし」と題し、2025年の日本の農林水産物・食品の輸出額が過去最高に達したことを伝えた。

農林水産省によると、同年の農林水産物・食品の輸出額は前年比12.8%増の1兆7005億円となり、13年連続で過去最高を更新した。

記事は、「高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言を受け、中国側は日本に対して水産物の輸入禁止を含むさまざまな形での対抗措置を取った。しかし、こうした状況下でも日本の農林水産物・食品の輸出は堅調に推移している」と伝えた。

その上で、品目別で最も伸びが大きかったのは緑茶で25年の輸出額は720億円となり、前年からほぼ2倍に増加したことを挙げ、「日本政府は今後もアジアや欧米を中心に日本食の需要拡大が続くとみて、輸出を強化していく方針を示している」と報じた。

また、輸出額の増加幅が2番目に大きかったのはホタテで、25年の輸出額は前年比30%増の905億円となったことにも言及し、ベトナムや台湾で需要が高まったことが要因との分析を紹介した。

一方で、農林水産物・食品の輸出額は日本政府が掲げていた2兆円の目標には届かなかったとし、背景として米国のトランプ大統領の関税措置や、中国による日本への対抗措置の影響があったと指摘している。(翻訳・編集/北田)

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