中国メディアの参考消息は3日、韓国人の上海旅行ブームは2026年も去る気配が見られないとする香港メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を紹介した。

記事はまず、ソウル在住のファッションデザイナー、チェ・ユジンさん(31)にとって完璧な旅行に欠かせないのが、手頃な価格、清潔な街並み、忘れ難い味覚の三つであり、上海はその全てを満たしているとし、ユジンさんの経験は上海が韓国人旅行者に人気の旅行先の一つとして引き続き魅力的であることを浮き彫りにしていて、その傾向は中国が2024年11月に導入した30日間のビザ(査証)免除入国政策によってさらに高まっていると伝えた。

記事が韓国の航空情報ポータルのデータを引用して伝えたところによると、上海を訪れた韓国人旅行者数は23年の約57万人から24年には110万人に増加し、25年には前年比でさらに23.6%増加した。飛行時間の短さに加え、手頃な価格で食事や観光スポットを楽しめるため、25年は計137万人の韓国人旅行者が上海を訪れた。この数字は中国本土を訪れた韓国人旅行者全体の約43%に相当する。

記事は「上海の人気は26年も衰える気配を見せていない」とし、韓国の大手旅行会社モードツアーによると、上海は1月の中国本土の旅行目的地別の予約数(15日時点)でトップで、前年同期比260%増であることを紹介した。また、世界的なデジタル旅行プラットフォームのアゴダも、過去2年間の宿泊数に基づく26年版のニューホライズンランキングで、上海を韓国人旅行者のトップ旅行先に挙げたことも紹介した。

そして、韓国の旅行者や旅行業界関係者、ツアーガイドの話として「上海は中国になじみのない人にとってアクセスしやすい入り口であり、中国本土の他の都市よりも国際的で世界とつながった体験を提供している」「若い旅行者は、歴史と現代のライフスタイルのトレンドが融合した写真映えする場所に引き寄せられていて、そうした場所は中国の新鮮で現代的なイメージを伝えている」「多くの韓国人はこれまで福岡や大阪など日本の都市を選んできたが、上海も同様に便利で、手頃な価格の旅行先としてより勝っている」「食事、娯楽、買い物の選択肢が豊富で、いずれも比較的安価だ」などと伝えた。

さらに、中国の旅行データを専門とする市場調査会社チャイナ・トレーディング・デスクのスブラマニア・バット最高経営責任者(CEO)の話として「中国が入国審査の緩和を通じてより多くの外国人旅行者を誘致しようとしているため、この勢いは続くと予想している。地政学的または運用上の衝撃でもない限り、この政策は維持される可能性が高い」とも伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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