香港メディアの香港01は4日、中国で「金(ゴールド)買いラッシュ」が起きており、消費者が貴金属店に殺到していると報じた。

記事は、「金市場は先週金曜日(1月30日)に歴史的な急落を記録した後、3日から力強く反発した。金価格の上昇により、中国各地で『金の買い占め』が起き、開店前から長蛇の列ができる貴金属店もあった」と伝えた。

中国メディアによると、3日午前、金の売買で知られる北京菜市口百貨商場では、早朝から並んでいた高齢男性が金を購入できずに激怒する場面があった。男性は「朝8時前から並んでいるのに、開店したら在庫がないと言われた。10グラムを一つ欲しいだけだ。金を売る店なのに在庫がないのか。昨日も一昨日も来たのに在庫がないと言われた!」と怒声を上げた。

販売店の従業員によると、店は午前9時半に開店するが、8時の時点ですでに金を求める人で入り口には行列ができた。金価格が反発したことが主な要因で、地元客だけでなく山東省などから金を買いに来る投資家もいたという。

また、北京市朝陽区のある商業施設では、老舗の金販売店の前に人だかりができた。ある客は「金のひょうたん型ネックレスを買いに来た。もう3時間も列に並んでいる」と語った。市内の販売店では一部の金インゴットが売り切れ状態になっているといい、ある店員は客の対応に追われながら「昼食を食べる時間もない」とこぼした。

陝西省西安市でも同様の状況が起きている。西安SKP商場にある老舗販売店では、一部製品が品切れに。客は入店するために行列に並ぶ必要がある上、店内で商品を選ぶ時間も「30分」に制限されている。同店の従業員は「最近の金価格の上昇で、愛好家や投資家が買いに来ている。1日200人までに入店を制限し、整理券を配っている。1人当たりの店内滞在時間は30分、購入点数は最大5点までに制限している」と説明した。

このほか、上海の紫錦城宝飾交易センターでもここ数日、多くの客が訪れており、複数の店舗で金インゴットが相次いで完売した。ある店の主人は「先週金曜日の急落とその後の反発が原因。カウンター前は人であふれ、身動きが取れないほど。中には一度に100グラム購入する客もいる。在庫補充は間違いなく数キロ単位で仕入れにことになる」と話しているという。(翻訳・編集/北田)

編集部おすすめ