「ハリー・ポッター」シリーズで主人公のハリー・ポッターの宿敵として描かれているマルフォイ(中国語名「馬爾福」)が中国のソーシャルメディアで意外なブームを巻き起こしている。その現象はロイター通信や英国放送協会(BBC)、英紙タイムズやガーディアン、米国のケーブルニュースネットワーク(CNN)、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズなど複数の海外メディアからも注目を集めている。

「ハリー・ポッター」に登場する冷ややかで高慢で常に意味深長な笑みを浮かべるスリザリン生のマルフォイが、中国で家の玄関に飾られる春節飾りになるとは誰も予想していなかっただろう。

春節(旧正月、今年は2月17日)を控え、多くの人が年越し用品を準備したり、春聯(春節に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)や「福」の字を貼り替える準備をしている。そんな中、あるネットユーザーはマルフォイの中国語名である「馬爾福」には干支の「馬」のほか、縁起の良い「福」の字も含まれており、午年の縁起の良い要素が全て含まれていることに気付いた。

ソーシャルメディアでは、多くのネットユーザーがそれぞれ独自のアイデアを公開している。例えば、マルフォイをデザインした春聯を職場のデスクに貼ったり、意味深長な笑みを浮かべるマルフォイが描かれた春聯を玄関に貼ったりしている。

ロイター通信はマルフォイが大人気となっていることについて、「ファンタジー小説シリーズに登場するハリー・ポッターと対立する宿敵のドラコ・マルフォイが、意外にも中国の春節の縁起物になっている。マルフォイの顔が赤い春節の装飾品として飾られているのだ」と報道した。

中国で「ハリー・ポッター」の宿敵マルフォイがバズる、春節飾りに
マルフォイ

ザ・ストレーツ・タイムズは「中国人のとてもユニークなところが大好き」という海外のネットユーザーの声を伝えた。そして、「このトレンドを説明するTikTokの動画は3日間で150万回再生され、18万6000人が『いいね!』を寄せた。多くのネットユーザーが宿敵と縁起物というギャップを楽しんでいる」とした。

ハリー・ポッターの映画シリーズでマルフォイ役を演じてきたトム・フェルトンもソーシャルメディアに、中国のショッピングモールのアトリウムに自身が演じたマルフォイが大きくデザインされ、「万福」や「魔法でお金を招き入れる」ことを願う中国語が書かれた巨大なポスターに「いいね」を付けた。

あるネットユーザーは、「名前がいいと、悪役でも主役になれる」とユニークなコメントを寄せた。

(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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