2026年2月8日、「ポケットモンスター(ポケモン)」が「名探偵コナン」や「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」に続いて中国のアニメ・漫画イベントの禁止リストに追加されたことが分かり、中国のネットユーザーから賛否両論が寄せられている。

今月8~9日に開催される中国のアニメ・漫画イベント「雲南国潮動漫・遊戲嘉年華」は「民族的立場の維持と出展内容の規範化に関する重要通知」と題して「名探偵コナン」と「ヒロアカ」に続く「ポケモン」のコスプレ禁止を発表した。

同通知には「近頃『名探偵コナン』『ポケモン』に関連する内容の中に、民族感情を傷つけ、正しい価値観に反する問題が存在することを確認した。これらの内容は、当イベントの基本方針に著しく反するものである。また『ヒロアカ』に関しても、すでに明確な負の影響を持つ内容が指摘されている」とつづられている。

また、「民族的立場を守り、文化的基準を堅持するため、今回のイベントでは以下の禁止事項を正式に定める。『名探偵コナン』『ポケモン』『ヒロアカ』に関連するあらゆるコスプレでの入場を禁止する。上記作品に関連する商品について、会場内での展示・販売など、いかなる形での宣伝・拡散行為も厳禁とする」とも記されていた。

発端は「名探偵コナン」テレビアニメ放送30周年と「ヒロアカ」10周年を記念したコラボだった。「ヒロアカ」は過去に登場した志賀丸太(しがまるた)というキャラクター名が旧日本軍731部隊の被験者を連想させるとして中国で炎上しており、その影響で今回「名探偵コナン」にも批判が及んだ。

先月31日には、日本の戦没者を祀る靖国神社でポケモンカードのイベントが開催されるとの情報が「ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイト」に掲載されていたことから「ポケモン」に対する反発も相次いだ。なお、同イベントはポケモンカードゲームの認定資格を持つ個人が主催予定していたため、サイトの運営会社は「確認不足により誤って掲載した」と謝罪、イベントは中止された。

「ポケモン」も中国でコスプレ禁止、ネット民「過敏反応」「日本側にはノーダメージ」

「ポケモン」のコスプレ禁止について、中国のネットユーザーからは「『ポケモン』は第三者が原因だし、公式も個人の行動について謝罪してるんだよ?たたくにしてもこんなやり方はさすがにダサい」「『ポケモン』の件は個人の問題で公式とは関係ない。ただの過敏反応だよ。

事実もはっきりしないうちに禁止してて笑える」「正直言って『ポケモン』はすぐに多言語で謝罪して対応したし、原因は第三者だった。そう考えると『名探偵コナン』の方がずっと深刻だよ」と「ポケモン」を擁護する声が見られた。

一方で、「こんなことしても意味ないでしょ…」「同人イベントを禁止しても日本側にはノーダメージじゃない?アニメ配信をやめてグッズ販売を禁止する方が効くでしょ(別にイベント禁止に反対ってわけじゃないけど)」「個人的にはさ、グッズとかフィギュアとか商業製品、公式アニメを全部禁止した方がいいと思うんだよね。昔みたいな大海賊版時代に戻って、公式に一銭も入らないようにするべき」と主張する声も挙がった。(翻訳・編集/岩田)

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