中国メディアの環球時報は10日、「ゴールドマン・サックスによると、世界のメモリ市場は史上最も深刻な供給不足に見舞われることになる」とする記事を掲載した。

記事はまず、ゴールドマン・サックスが先ごろ発表した報告書で、2026~27年の世界のメモリ市場は史上最も深刻な供給不足に見舞われ、DRAM、NAND、HBMはいずれも需給逼迫が大きく拡大するとの見通しを示したことを紹介した。

それによると、26年はDRAMの供給が過去15年間で最も不足し、NAND市場は史上最大級の不足を迎えることになるという。

そして、シンガポールメディア、CNAの報道を引用し、「世界中でメモリが深刻な不足に陥る中、人工知能(AI)企業やコンシューマーエレクトロニクス企業は減少する供給を巡って競争しており、この逼迫によりメーカーの受注残が数年分増加すると予想されている」と伝えた。

記事によると、CNAはモルガン・スタンレーのアナリストの報告書を引用し、「AIの発展の軌道がこれほど堅調である限り、この状況は1年以上続く可能性が高い」と伝えた。また、この供給不足の恩恵を受けるのがメモリメーカーで、供給制約は少なくとも28年まで続くとみられるとし、米サンディスクが日本のキオクシアとの合弁契約を34年末まで延長すると発表したことを受け、アナリストらがサンディスク株の目標価格を引き上げたことにも言及した。(翻訳・編集/柳川)

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