フリースタイルスキーの中国選手・谷愛凌(アイリーン・グー)が米国のトランプ大統領による選手への批判にコメントを発した。中国メディアの鳳凰網が10日に報じた。
ミラノ・コルティナ五輪に出場中のフリースタイルスキーのハンター・ヘスはこのほど、国内の問題を念頭に米国を代表して出場することに「複雑な思い」を抱えていると吐露し、「星条旗を身につけることは、米国で起きている全てのことを代表するという意味ではない」と述べた。
これに対し、トランプ氏はSNS上で「米国の五輪スキー選手ヘスは真の負け犬。彼は今回の冬季五輪で自国を代表して出場できないと言っている。もしそれが本当なら、そもそも選考に参加すべきではなかった。彼が選ばれたこと自体が最悪だ。こんな人物を支持するのは難しい」などと非難した。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏の発言について、同じくミラノ・コルティナ五輪に出場中で米国出身の谷は「五輪で話題をさらっているのが、これほど五輪精神と無関係の出来事であることを、とても残念に思っている。これは本当に、五輪の理念に反する」と述べた。
また、「スポーツの意義は人々を結び付けるところにある。スポーツは数少ない共通言語の一つであり、人類の身体、精神、競争、そして記録を打ち破る能力をつないでいる。特に私たちの競技は人間の限界に挑戦するもので、それは素晴らしいことだと思う」とし、「(非難された)選手を気の毒に思う。最高のパフォーマンスを発揮できることを願っている」と述べた。
中国のネットユーザーからは「よく言った」「その通り」「とてもクレバーなコメントだ」「外交官のような言葉遣い」「スポーツの本来の理念は団結にあるが、今のスポーツ界は…。ひと言では言い表せない」「(ヘスは)中国の国籍でも取得したらいい」「彼(ヘス)は正直愚かだと思う。あれこれ余計なことを言わずにスポーツだけやってればよかった。五輪に便乗して政治的発言をするのは正直つまらない。政治について語りたいなら、競技が終わってからにすればいい」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)











