中国の自動車部品業界で業績回復の動きが鮮明になっています。買い替え促進政策による販売増加や、新エネルギー車(NEV)の普及加速、海外展開の進展などを背景に、2025年は自動車産業チェーン全体で収益環境が改善しました。
Windのデータによると、2026年2月3日時点でA株上場の自動車部品企業144社が業績予告を公表しました。このうち44社が純利益の増加、8社が小幅増益を見込み、14社が赤字からの転換を予想しています。業績が前年を上回る見通しの企業は全体の約54.5%と5割を超えました。一方で、依然として21社が赤字継続、17社が初の赤字を見込んでおり、企業間で明暗が分かれています。
純利益が前年比50%以上増加する企業は50社を超え、信質集団や航天科技などでは増益率が100%を大きく上回る見通しです。電動化関連部品や軽量化部品を手がける企業が高い成長を示している点が特徴です。
業績改善の主因は、自動車消費の底堅さにあります。2025年は乗用車市場が安定成長を維持し、NEVの販売拡大が部品需要を力強く押し上げました。中国汽車工業協会によると、2025年の自動車生産・販売台数は共に3400万台を突破し、NEVの販売台数は1600万台以上に達しています。
また、赤字からの脱却を果たす企業も目立ちます。不採算資産の売却や債務再編を進め、経営体質を改善する動きが見られました。











