中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室によると、中国は2月11日、中国南部に位置する海南省文昌宇宙発射場で「長征10号」運搬ロケットシステムの低空実証試験と、次世代有人宇宙船「夢舟」の最大動圧点における緊急脱出試験を実施しました。「夢舟」帰還モジュールは予定通りロケットから分離し、海上に安全に着水しました。

海上捜索救助チームは11日午後0時20分(日本時間同1時20分)、帰還モジュールの捜索・回収を完了しました。中国が海上で有人宇宙船の回収任務を実施するのは今回が初めてです。宇宙ステーションの今後の任務や有人月面探査に向けた重要な実証成果となりました。

今回の試験は、長征10号ロケットの係留点火試験、「夢舟」有人宇宙船のゼロ高度脱出飛行試験、月着陸機着陸・離陸総合検証に続く新たな開発段階の飛行試験であり、中国の有人月探査プロジェクトの開発作業が重要な段階的突破を達成したことを示しています。

中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室が明らかにしたところによると、今回の試験は新型ロケット、新型有人宇宙船、新設発射台の初使用に加え、有人宇宙船帰還カプセルとロケット第1段の海上着水と回収という中国初の試みが複数重なった任務であり、試験に参加したロケットと宇宙船はいずれも初期試作モデルだったとのことです。

今回の試験はロケット第1段上昇段階と回収段階の飛行、宇宙船の最大動圧脱出と回収の機能性能の検証に成功し、プロジェクトの各システムの関連インターフェースの適合性を検証し、後続の有人月面探査任務に向けた貴重な飛行データと技術的知見が蓄積されました。(提供/CRI)

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