中国外食大手の上海小南国は2月10日、上海市内の10店舗の営業を一時停止したと明らかにし、顧客の予約金やプリペイドカードの残高について適切に返金対応を進めていると説明しました。

上海メディアは同ブランドの店舗がすべて閉店し、預かり金は返金されないと報じていましたが、同社はこれを否定しました。

予約金については返金手続きを進めており、プリペイドカードの資金も専用保証口座で管理されているため返金が可能だとしています。

上海では複数の店舗が営業停止状態となっており、グルメレビューサイトでも「休業」や「閉店」と表示されています。北外灘の商業施設内にある店舗は1カ月ほど前に閉店しており、従業員への給料未払い問題も浮上しています。未払いは最大で3カ月分に及び、労働仲裁を申し立てた従業員もいるとされています。

同社は今回の営業停止について、投資構造の見直しと資源配分の最適化を目的としたもので、財務損失の縮小や運営効率の向上を目指すと説明しました。収益性の高い市場に経営資源を集中させるとともに、ブランドの再構築を進め、コスト削減やサービス品質の改善を図る方針です。

上海小南国は30年以上の歴史を持ち、2012年に香港証券取引所へ上場しました。100店舗以上を展開していましたが、近年は業績不振が続き、店舗数が大幅に減少しました。

同社は高価格帯向けブランドと高コストパフォーマンスを重視した新ブランドの展開を計画しています。外食市場では高級宴会の需要が減少し、家族や日常利用へと消費形態が変化しており、専門家は中高級レストランには小型店舗化やデジタル化、メニュー刷新など若年層のニーズに合わせた変革が不可欠だと指摘しています。(提供/CRI)

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