中国メディアの環球時報は14日、人工知能(AI)を搭載したペットが中国の若者のエモ消費の新たな選択肢になっているとする南アフリカメディア、IOLの記事を紹介した。

記事はまず、ふわふわの小さな体をしたペットの「シャンシャン」が目を大きく見開いて飼い主を見つめ「気分が悪いの?水でも飲む?」と尋ねたり、飼い主から歌を歌うよう頼まれるとシャンシャンは少しためらって、歌う代わりに「心配だよ」と答えたりする動画が中国のSNSで話題となったことを紹介した。

そして、シャンシャンのような子猫でも子犬でもないAIコンパニオンペットが中国で新たなブームを巻き起こしているとし、若者の間では、散歩の必要も排せつ物の片付けの必要もない会話するペットがますます好まれていると伝えた。

AIペットが中国の若者のエモ消費の新たな選択肢に―南アフリカメディア

記事は、AIツールを日常生活に応用する方法の発見において世界をリードしている中国では、AIペットブームが進化する人間とAIの関係に新たな側面を加えているとし、こうしたデジタルな生き物が感情的なセーフティネットとして機能していて、飼い主はたとえ真夜中でも負担に感じることなく何でも吐き出すことができると伝えた。

記事によると、本物のペットを飼うにはお金と時間がかかるが、AIペットなら、充電してWi-Fiに接続していればすぐに仲良くなれる。長期的な責任を負う必要もない。比較的少ない出費で感情的な伴侶となってくれるAIペットは中国だけでなく世界中に幅広いユーザー層を抱えている。

記事は、アナリストの話として「消費者は物質的な満足を超えて、感情的、心理的なサポートを求めるようになっている。この傾向はさまざまなことに苦悩する都市部の若い世代の間で特に顕著だ。AIペットは長期的な記憶を持ち、個性を成長させ、感情的なフィードバックを持続的に提供することができる」と伝えた。

一方で、「この蜜月がどれくらい続くのかについては疑問が残る」とし、根本的な問題はAIを現実生活にどううまく統合していくかだと伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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