2026年2月16日、韓国メディア・聯合ニュースは、韓国入国時に肉類成分を含む食品を持ち込んだ旅行者に高額の過料が科される事例が相次ぎ、旅行者の間で注意喚起が広がっていると伝えた。

記事によると、台湾からの旅行者が今月、仁川国際空港を通じて韓国に入国した際に、検疫で肉類成分を含む食品を所持していたことが確認され、約500万ウォン(約53万円)の過料を科された。

食品には豚脂などの肉由来成分が含まれており、規定により没収されたという。旅行者はSNSを通じ、「周囲の旅行者も同様に食品を没収されていた」と説明し、カップラーメンなど加工食品でも肉由来成分が含まれる場合は持ち込み禁止となる可能性があるとして注意を呼び掛けたという。

今回の措置は、韓国政府が旧正月前後の旅行需要増加に合わせ、動植物の国境検疫を強化していることに伴うもので、韓国の農林畜産検疫本部は空港や港での検査を強化し、違法な畜産物の持ち込み取り締まりを実施している。特に過去に違反事例が多かった国や外国人労働者の往来が多い地域からの便を中心に検査を強化しており、対象にはベトナム、中国、モンゴル、タイ、カンボジア、ネパールなどが含まれるという。

記事は、背景には韓国内でアフリカ豚熱(ASF)の発生事例が続いてることもあると説明。海外からのASFの流入を防ぐために、肉類と肉加工品の持ち込みが厳しく制限されていると伝えた。当局の「肉類および肉加工品を申告せずに持ち込んだ場合、初回でも500万ウォン(約53万円)の過料が科され、違反を重ねた場合には最大1000万ウォン(約106万円)まで引き上げられる可能性がある」との説明を引用し、韓国の出入国時には食品の持ち込み規定を事前に確認するよう呼び掛けた。

これについて韓国のネットユーザーからは「カップラーメンで罰金はさすがに知らない人が多いと思う」「肉エキスが入っているだけでも対象になるんだ」「没収だけでなく罰金まであるとは知らなかった。注意しないと」「外国人だけでなく、海外から帰国する韓国人も気をつける必要がある」「旅行のお土産に食品を買う人は多いから、トラブルが増えそう」などの声が上がった。

また、「海外旅行に行く時は、検疫前に調べて対策すべき」「ASF対策なら仕方ないけど、観光客にはかなり厳しく感じるだろう」「申告すれば大丈夫な場合もあるのに、知らずに持ち込んで罰金は気の毒」「もっと広報すべき」「空港で案内表示をもっと大きく出すべきだと思う」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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