2026年2月17日、中国メディアの環球網は、英ファンタジー小説「ハリー・ポッター」の悪役キャラクター「マルフォイ」が、春節(旧正月)をめぐる意外な縁起物として中国で大きく注目されていることを報じた。

記事は、マルフォイが今年の「春節の縁起物」として急浮上した背景について、中国語表記「馬爾福(マー・アル・フー)」が「馬年爾等有福了(午年、あなたに福あれ)」と読み替えられ、おめでたい要素が満載であると紹介。このため、「午年に縁起が良いマルフォイ」としてネットユーザーの間で瞬く間に広まったという。

「ハリー・ポッター」の微博(ウェイボー)公式アカウントは旧暦の元日に当たる17日に動画を公開し、映画版でマルフォイを演じたイギリス人俳優トム・フェルトン氏が「マルフォイ家が午年春節の幸運な『福』となれたことを光栄に思う」と述べるなど、約50秒にわたって中国のファンへ新年の祝福メッセージを届けた。

記事は、中国国内ではマルフォイにちなんだ独自の二次創作文化も花開いたと説明。ネットユーザーがマルフォイの肖像と伝統的な「福」の文字を組み合わせた新デザインの「福字」を制作したほか、デフォルメされたマルフォイが漫画の馬にまたがるマグネットステッカーを自作していることも紹介した。

さらに、一連のブームがフェルトン氏本人にも大きな波及効果を与えており、3日にはフェルトン氏が自身のSNSアカウントで、中国の商業施設に掲げられた巨大なマルフォイの春節ポスターを報じた現地メディアの記事をシェアしたことを伝えた。

この動画に対し、中国のSNSには多数のコメントが寄せられた。「マルフォイが本当に午年の祝福を届けに来た」「午年、あなたに福あれ!」「マルフォイの祝福を受け取った」など、語呂合わせにちなんだ表現で動画を楽しむ書き込みが相次いだ。

また、「父親役のルシウスにどんどん似てきた」などフェルトン氏本人の近況に触れるコメントも多く見られ、「映画を観ていた頃はまだ子どもだったのに、みんな大きくなった」と映画シリーズ開始から25周年という年月に対する感慨を示す書き込みもあった。

さらには「人工知能(AI)じゃないことを先に証明してほしい」というユニークな突っ込みや、「スイート・トムの祝福をありがとう」とフェルトン氏の愛称で親しみを示す書き込みも相次ぎ、ファンがこの現象を存分に楽しんでいる様子がコメント欄全体から伝わってくる。(編集・翻訳/川尻)

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