中国メディアの観察者網は19日、「米国は医薬品開発の初期段階で中国に後れを取っている」と米食品医薬品局(FDA)長官が不満をこぼしたとする記事を掲載した。
記事によると、FDAのマーティン・マカリー長官は米CNBCのインタビューで、米国は医薬品開発の初期段階で中国に後れを取っていると警告し、新たな治療法の治験開始のプロセスを合理化できる改革を求めた。
マカリー氏はボトルネックとして、病院との契約および倫理審査と承認取得のプロセスを挙げ「それらは時間がかかりすぎるぎこちないもので、はるかに迅速に対応している国々との競争力を失っている」と指摘した。また、企業がヒトを対象とした製品の試験のために提出する治験薬(IND)申請と承認取得のプロセスにも言及し、米国が2024年に実施した第1相臨床試験に関し、中国にはるかに後れを取っているとも述べた。
マカリー氏は、FDAは「あらゆることを検討している」とし、その例として、IND申請前のプロセスにおいて、医療機関や大学の医療センターと提携できるかどうかを挙げた。IND申請前のプロセスとは、企業が正式な申請を行う前にFDAに相談するプロセスを指す。
マカリー氏は、トランプ政権は産業界と連携して国民により多くの治療法を提供できるよう支援すべきだとし、「なぜなら、それは私たち全員が望む超党派の共通の目標だからだ。そして、私たちはこの政権でそれを実現するつもりだ」と述べた。
CNBCは「中国のバイオテクノロジーエコシステムは、政府による巨額の投資や膨大な人材プール、加速する規制改革にけん引され、ここ数年で目覚ましく発展している。中国が世界的なイノベーション大国となりつつある一方で、米国の政策立案者は、国内でイノベーションを促進する措置を取るよう圧力を受けてきた」とした上で、調査会社グローバルデータと投資銀行モルガン・スタンレーのデータを引用し、「中国は今や、米国よりも多くの臨床試験を実施しており、世界の新薬承認のほぼ3分の1を占め、2040年までにFDAの承認総数の35%に達する勢いにある」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)











