中国では、冬休みと春節(旧正月、2026年は2月17日)連休の相乗効果で、氷雪観光の人気が一段と高まっています。黒竜江省ハルビンの氷像ライトアップから新疆ウイグル自治区アルタイのパウダースノー、河北省崇礼にある北京冬季オリンピック会場、さらには南方各地の屋内型スキー施設まで、南北をまたぐ「氷雪ブーム」が今年の春節市場の最大の目玉となっています。

氷雪観光は“冷たい資源”を“熱い経済”へと転換する新たな消費エンジンです。従来の北方中心の構図から、広域市場へと発展しています。北方地域が天然の氷雪資源を強みに存在感を高める一方、浙江省や広東省など南方地域では屋内施設の整備が進み、都市型レジャーとして氷雪体験が定着しつつあります。

業態面でも高度化が進んでいます。単なる観光から体験型消費へと転換し、「氷雪+年俗(春節における伝統行事や習慣)」の融合が各地で広がっています。花火や伝統芸能などを組み合わせたイベントが家族客を呼び込み、文化消費とレジャー消費を同時に喚起しています。

消費層は子どもから高齢者まで幅広く、氷雪観光は国民的レジャーへと進化しました。家族旅行や世代間交流の場としての役割も強まり、春節の新たな風景を映し出しています。

さらに、地域経済への波及効果も顕著です。吉林省では周辺都市と連携した広域観光ルートを構築し、新疆では越境型の氷雪観光専用列車も登場しました。関連産業の集積が進み、氷雪観光は地域振興と高付加価値化の柱となっています。

伝統文化と観光消費を融合させた氷雪経済は、春節商戦の新たな成長軸として存在感を高めています。

今後も持続可能な発展モデルの構築が、市場拡大の鍵を握りそうです。(提供/CRI)

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