中国では、春節(旧正月、2026年は2月17日)の前後の大型連休が、映画産業にとっての大きな書き入れ時です。中国最大の映画チケット販売のネットサイト「猫眼」によれば、2026年の春節映画の前売り分を含む総興行収入は2月22日時点で47億元(約1100億円)を突破しました。
2026年の春節映画としてはコメディー、武俠(武芸と義理人情を描いた作品)、SFなど多彩なジャンルの新作8本が公開されました。多くの作品は中国で独自に開発されたLEDスクリーンの「CINITY LED」の専用版も制作されており、観客たちにより高精細で没入感のある鑑賞体験を提供しています。
映画市場の活況を背景に、中国のデジタル映画LED上映産業も急速に発展しており、新たな鑑賞シーンを創出しつつ映画経済の潜在力を引き出しています。
現在までに中国国内のLEDスクリーンを備えた映画館は世界最多の240館以上に達しました。こうした劇場は、単に映像の質に革命をもたらしただけでなく、映画以外のコンテンツとの融合にも道を開いています。多くの映画館がコンサート、舞台公演、スポーツ中継などを大画面で上映することで、従来の「映画鑑賞」という枠を超え、劇場経営の新たな収益源を獲得しつつあります。
映画芸術は、かつてのフィルム上映からデジタル上映への普及を経て、今やLED技術による画質革命の時代を迎えています。技術革新のたびに、作品の表現方法と観客の体験は大きく変化してきました。
専門家からは、「今後は人工知能(AI)などの先端技術が映画の制作、配給、上映の全過程にさらに深く浸透することで、中国の映画産業はより高品質で持続可能な発展段階に入る」との指摘が出ています。(提供/CRI)











