シンガポールメディアの連合早報によると、ベッセント米財務長官は、米国生まれのフリースキー界のスター、谷愛凌(アイリーン・グー)が中国を代表するのは米国を裏切るに等しいと批判した。

ベッセント氏は20日のフォックスニュースの番組のインタビューで、谷が米国の最大のライバルの代表として競技することを選んだのは「裏切り」だとし、谷を民主党の大口献金者である著名投資家のジョージ・ソロス氏に例えた。

ベッセント氏は「(バンス)副大統領が前回の番組でこの若い五輪選手について話していたのと一緒だ。米国は彼女を厚遇したのに、彼女は米国を裏切り、中国についた。米国はソロス氏も厚遇した」と述べた。

バンス氏は17日のフォックスニュースの別の番組のインタビューで、谷について「米国で育ち、この国の教育制度やこの国を素晴らしい場所にしている自由と権利の恩恵を受けた人は、米国代表として競技するべき」とし、「だから私は今回の五輪で、自分を米国人だと認識している人たちを応援している」と述べていた。

バンス氏の批判に対し、谷はUSAトゥデイのインタビューで「多くのアスリートが別の国のために競技している。…私がそうするのを人々が問題視するのは、中国を一つの国としてひとくくりにし、中国を憎んでいるから。だから、彼らが考えていることとは全く違うのよ。それに、私が勝ったから。もし私がうまくいってなかったら、彼らはおそらくそれほど気にしなかっただろうと思うし、それでいいと思う。人には自分の意見を持つ権利があるんだから」とコメントした。

谷は以前、中国代表を選んだことで警察が呼ばれたり、殺害の脅迫を受けたり、寮では強盗に入られたりしたことを明かし、「22歳にして、誰も耐えるべきではないようなことを経験してきた」と語っていた。(翻訳・編集/柳川)

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