2026年2月22日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版は、中国発の「微短劇」(マイクロドラマ)がアフリカ各国で現象的な流行となり、関連アプリがダウンロードランキング上位を占めていると報じた。

記事は、ケニア、アンゴラ、カメルーン、ナイジェリア、セネガル、コートジボワールといったアフリカ各国で、わずか1年余りの間に中国製のマイクロドラマが爆発的に普及し、関連の動画アプリがモバイルアプリダウンロードランキングの上位に躍り出ていると紹介。

コートジボワール・アビジャン市のキャンパスでは、多くの若者がスマートフォンで競争や成功をテーマにしたドラマに熱中していると伝えた。

また、これらのマイクロドラマは毎話の終盤にどんでん返しが仕掛けられ、視聴者を引き込むクリフハンガー構造を採用していると解説したほか、人工知能(AI)技術による吹き替えや、ターゲット視聴者の言語に合わせた登場人物名のローカライズといった手法が、現地への浸透を後押ししていると分析した。

さらに、無料で視聴できるのは最初の数話のみで、続きを見るには広告の視聴または課金が必要となるビジネスモデルが確立されているとも指摘。「最も気になる場面で中断されるため、広告を避けたい視聴者はサブスクリプション登録をせざるを得なくなる」という利用者の声を伝えている。

記事は、専門サイトAppFiguresのデータとして、DramaBox、FreeReels、ReelShort、NetShortなど中国企業発の動画プラットフォームが、現在コートジボワールでダウンロード数・収益性の両面でアプリランキングのTOP20に入っていると報じた。

その上で、同国の映像プロデューサー、アンナ・バロ氏が中国製マイクロドラマについて、スマートフォンの利便性、プラットフォームによる適切なセールスポイントの設定、検索最適化マーケティングの成功、そしてターゲティングされたコンテンツの魅力といった様々な要素を積み重ねた上で、まさに満を持してアフリカに上陸したとの見方を示したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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