中国の中古カメラ市場で価格高騰が起きています。あるネットユーザーは、6年前に2459元(約5万6000円)で購入したキヤノン製カメラの中古価格が4000元(約9万円)を超えていることを知り、驚きを隠せなかったといいます。

さらに、生産終了したCCDセンサー搭載の旧型カメラがレトロな画質で再評価され、中古市場では価格が約10倍に跳ね上がるケースも見られます。

技術革新の速いデジタル製品は通常、旧モデルほど値下がりする傾向にありますが、カメラ市場では逆の動きが目立っています。

背景には複数の要因があります。生産面では世界的な半導体不足や物流費の上昇がメーカーのコストを押し上げました。需要面では、ライブ配信やSNS、セルフメディアの普及により、高品質な撮影機材への関心が高まっています。旅行ブームも追い風となり、撮影需要を後押ししています。さらに、限定販売やオンラインでの販売競争などを通じて希少性を演出する販売戦略も、価格上昇の一因となっています。

一方で専門家は、すべての旧型カメラが資産価値を持つわけではないと指摘します。ブランドの歴史的価値や市場での流通量、製品の状態や実用性、さらには適切な保管の可否などを総合的に見極めることが重要だとしています。

カメラ需要の拡大はデジタルコンテンツ産業の発展とも連動しており、市場には新たな商機も広がっています。価格動向を踏まえたうえで冷静に判断することが、持続的な市場発展につながりそうです。(提供/CRI)

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