米ニューヨークの路上で中国人音楽家・李梳曈(リー・シュートン)さん(35)が事故死した。中国メディアの観察者網などが26日に報じた。
報道によると、事故があったのは11日午後11時ごろ。李さんは、バード大学で春節音楽会のリハーサルを終えて車で帰宅する途中にタイヤがパンク、路肩に停車して車外でタイヤの交換を行っていたところトラックにはねられた。李さんは病院に搬送され治療を受けていたが、13日に死亡した。
バード大学音楽院はSNS上で李さんが妻や幼い息子、義父母ら家族に看取られたことを明かした上で、「彼は音楽院にとって欠くことのできない存在であり、卓越した音楽家、責任感あふれる教育者、愛情深い夫であり父、そして親しい友人だった」「彼が音楽芸術に果たした貢献、そして米中芸術交流の深化に尽くした努力を心から誇りに思う」などと追悼した。
記事によると、李さんは1991年、中国・内モンゴル自治区オルドス市生まれ。幼少期から音楽を愛し、大学では工学を専攻したものの、卒業後に音楽の道へ進んだ。2013年に渡米しニューメキシコ大学で音楽の学士号を取得。19年にはバード大学音楽院の指揮専攻修士課程に進学し、21年の修了後、同大学の米中音楽学院に採用され、副指揮者を務めるなどした。
さらに、西洋と中国の楽器を合わせて音楽を奏でるバード民族室内楽団の指揮を担当し、翌年には音楽総監督に就任。「音楽家のための音楽家」楽団を創設し、19の音楽プロジェクトを企画・指揮するなど幅広く活躍した。(翻訳・編集/北田)











