2026年3月2日、韓国メディア・韓国経済は、政治・外交面では対中感情が悪化している一方で、消費現場では中国産の菓子や飲料が若者に受け入れられており、政治・外交と文化的感情が分離する一種の「デカップリング(分離)現象」が起きていると報じた。
記事によると、韓国最大手ECクーパンの検索ランキングでは、しばしば中国ブランドの食品が1位になっている。
しかし、そういった広告や動画の適切性とは別に、多くの購入者が満足感を示しており、中国産だということへの不満を表すレビューは少数にとどまっている。記事は「青島ビール問題(中国の大手ビール会社『青島ビール』の工場で、作業員が原料に放尿しているとみられる動画がSNSに拡散した問題)」などで中国産食品への不信感が高まっていた以前と比べると、雰囲気が大きく変わっていると伝えた。
韓国では近年、マーラータンや火鍋などの中国料理が人気を集め、定番メニューとして定着するなど、外食分野における中国ブランドの勢いは顕著だ。火鍋チェーンの海底撈(ハイディラオ)はネイルサービスなどの体験型マーケティングで若者の心をつかみ、韓国法人の業績は急成長を遂げている。また、HEYTEAや茶百道(Chabaidao)といったドリンクチェーンの出店も相次いでおり、アイドルがSNSで紹介したことで拡散に拍車がかかっているという。
記事は専門家の「若年層ほど政治的な対中好感度は低い傾向にあるが、消費においては食文化を『経験価値』として楽しみ、政治感情とは切り離している」との指摘を紹介。中国ブランドのサービス高度化が受容拡大の背景にあると分析した上で、「政治・外交と個人の消費行動が別に動く傾向は拡大していくとみられる」と伝えた。
これについて韓国のネットユーザーからは「おいしければどこの国でも関係ない」「食べてみたら普通にクオリティーが高かった」「政治と食べ物は別に考えるべき」「日本のものだと思って買って、中国のものでもそこまで気にしない」「結局、消費者は味と価格で選ぶ」などの声が見られた。
一方で、「味は別にしても、こうした(インフルエンサーを使用した)マーケティングは不快だ」「そろそろインフルエンサーの広告を規制してほしい」「味が良くても原産地をごまかすのは別問題」「結局は安いから売れているだけでは?」「中国食品はやっぱり不安が残る」などの声も見られた。











