台湾メディアの自由時報は4日、中国産ウナギの台頭により台湾の業者に影響が及んでいると報じた。
記事は、「日本人はウナギ(ニホンウナギ)を好んで食べてきた。かつて台湾は日本にとって最も重要な輸入先だったが、近年は価格高騰などの影響で、日本の飲食店では比較的安価なアメリカウナギやヨーロッパウナギが使われるようになり、台湾の養殖業者にも影響を与えている」と伝えた。
台湾のウナギ業者によると、ニホンウナギの稚魚は回遊の最初の到達地点が台湾北東部であり、この時期に捕獲して養殖すれば日本の夏の「土用の丑(うし)の日」に出荷できる。その後、稚魚は中国南東沿岸や日本、さらに韓国へと回遊する。1970~90年代、台湾は日本におけるニホンウナギ消費量の約6割を供給していたという。
しかし、中国沿岸部で養殖業が発展し、生産量増加と価格競争力が向上。中国が台湾に代わって日本市場の主導的地位を占めるようになった。現在、台湾産ウナギの日本市場でのシェアは5%未満で、台湾内での販売比率が輸出を上回っているという。
また、日本国内では特に若い世代で「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣が薄れたことや、ニホンウナギの価格が高騰していることが要因となり、需要は減少傾向に。価格がニホンウナギの6割程度である、主に中国産のアメリカウナギなどを使用する飲食店も増え、ニホンウナギの需要が一層冷え込んでいる。
台湾・嘉義市でウナギの養殖業を営む郭紘瑜さんは「台湾では依然としてウナギは高級食材。輸出の不振で業者は国内への販売に転換し、消費者に受け入れられる味の開発や、インターネット・市場での販売を通じて固定客の拡大に努めている。今後は日本以外の市場開拓に向けた政府支援が、台湾のウナギ産業存続の鍵になる」と話しているという。(翻訳・編集/北田)
— 中国動画 (@RC00547555) March 4, 2026











