中国科学院深セン先進技術研究院から3月5日に得た情報によると、同院集積電子・スマートシステム研究所の徐天添チームが、中国医学科学院阜外病院の潘湘斌チームと共同で、心臓の左心房にある左心耳のすべての形状に個別対応可能な磁性流体ロボット(マグネトフリュイド)を開発し、液体を用いた左心耳閉鎖の新たな技術体系を世界で初めて構築したとのことです。この研究成果は、国際学術誌「ネイチャー」に掲載されました。

本研究は、従来までの左心耳血栓治療において長年課題とされてきた「閉鎖デバイス周囲からの漏れ」「デバイス関連血栓」「心筋損傷」「内皮化の不完全」などの核心的な問題を初めて解決し、ブタをモデルにした実験では10カ月以上安定した閉鎖を実現しました。これは、臨床で目下広く使われている金属製閉鎖デバイスに基づく手法を根本から覆すものであり、左心耳閉鎖術が「固体による適合」から「流体による完全閉鎖」へと新たな段階に入ったことを示しています。

さらに、磁性流体ロボットをブタに2~10カ月間留置した後、固化した磁性ゲルの表面には滑らかで完全な心内膜が形成されたことが確認されました。解剖学的所見でも、デバイス関連の血栓や心筋損傷は一切見られませんでした。(提供/CGTN Japanese)

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