2026年3月8日、香港メディア・香港01は、中国とアルゼンチンの企業が共同で建設を進めるサンタクルス州のセペルニック水力発電所プロジェクトが、2年以上の停滞を経て工事を再開すると報じた。
記事は、アルゼンチン経済省が5日に再開を正式発表し、ルイス・カプト経済相が30年までの完成を見込んでおり、アルゼンチンの国家電力システムに1860ギガワット時(GWh)の発電量を供給する見通しだと明らかにしたことを伝えた。
また、同プロジェクトの融資協定は14年に締結され、中国の葛洲壩集団とアルゼンチン企業によるコンソーシアムが建設を担っているものの、歴代政権から引き継がれた財務・技術上の問題により23年末から工事が停滞していたと説明した。
そして、アルゼンチン経済省の声明を引用して「長期にわたり契約不履行やコスト上昇に見合う価格調整の失敗、多数の苦情に悩まされてきた」と紹介している。
記事は、現時点での工事進捗(しんちょく)状況はセペルニック水力発電所が40%以上、併設されるキルチネル水力発電所が約20%となっており、今年1月にサンタクルス州政府が中国から1億3600万ドル(約215億円)の融資を取得したことで今後の工事推進が見込まれることを伝えた。
一方で、新たな技術・経済条件での合意がなおも必要であり、両発電所の完成にはさらに約50億ドル(約7900億円)の追加投資が見込まれるとも報じている。
記事は、サンタクルス州のクラウディオ・ビダル知事がSNS上で同プロジェクトを「国家にとって最も重要な工事の一つ」と位置づけたことに言及。すでに150人の作業員が健康診断を受け、数日以内に建設チームに合流する準備を進めているとし、「真の雇用を生み出し、経済活動を促進し、地域住民に新たな機会をもたらすプロジェクトだ」と述べたことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)











