中国メディアの環球時報によると、英フィナンシャル・タイムズは韓国のサムスン電子について、スマートフォン市場で米アップルの優位性に挑戦するため人工知能(AI)関連の提携を模索しているとする記事を掲載した。

記事によると、サムスンはAI企業と新たな戦略的契約を結び、さまざまなモデルを自社のスマホに統合したいと考えている。

サムスンの消費者向けデバイス担当責任者である盧泰文(TM・ロー)氏は、米オープンAIなどより多くのAIグループとの「戦略的協力に前向き」だと述べた。同氏は「消費者は単一のプラットフォームに頼るのではなく、複数のAIサービスを利用するようになっていることがサムスンの調査で分かっている。選択肢が増えることでGalaxyデバイスが際立つ可能性がある」と付け加えた。
サムスン、スマホ市場でアップルの優位性に挑戦するためAI関連提携を模索―英メディア
Galaxy S26 Ultra

アップルが昨年発表したAI機能の多くをまだ展開していない中、サムスンは先ごろ、新しいGalaxyシリーズのシステムフレームワークに米パープレキシティのAIを統合した。ロー氏は「他社よりも早く準備に着手することで、モバイルAIでリーダーシップを獲得し維持することができた」と述べた。

市場調査会社カウンターポイントリサーチは、2026年の世界スマホ出荷台数が12%減少して13年以来の低水準になると予測している。スマホ販売が世界的に伸び悩み、ハードウエアのアップグレードによる利益がわずかしか得られない中、メーカー各社は、AIを搭載したアシスタントや検索ツールが次にどのブランドを購入するかに影響を与えるとみている。

サムスンは先週、全く新しいGalaxy AIを搭載した第3世代のAIフォン、Galaxy S26シリーズを発表した。ユーザーは「Hey Plex」と話しかけることでAIアシスタントを起動できる。サムスンはすでにグーグルのモデル「Gemini」を自社デバイスに統合しており、先週にはユーザーがボタンを押さなくてもタクシーを予約できる音声アシスタントを披露している。(翻訳・編集/柳川)

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