米実業家、イーロン・マスク氏傘下のチャットボット「Grok(グロック)」は最近、不快な内容や事実を歪めた発言を投稿したことで注目を集めています。Grokは以前にも、実在の人物を基にした虚偽の性的暴露コンテンツを大量に生成する行為で、複数国から非難され、英国の監督機関2カ所から調査を受けたこともあります。

Grokは、マスク氏が経営する人工知能(AI)企業xAIにより開発され、マスク氏が経営するソーシャルプラットフォーム「X」に組み込まれています。Xでは最近、ユーザーがGrokに「粗暴」で「無礼」な発言を生成するよう要求する動きが広がっています。Grokはユーザーの要請に従い、特定の宗教をおとしめたり、人種差別的な内容を含む悪質な発言を投稿したりしました。

これに対し、英国科学・イノベーション技術省(DSIT)の報道官は、これらの発言は「嫌悪感を抱かせ、無責任な行為で、英国の公序良俗に反する」と訴え、チャットボットを含むAIサービスは「英国オンライン安全法」の適用対象であり、憎悪や侮辱的な違法コンテンツの投稿は禁止されると強調しました。

さらに、英国スカイニュースの報道によると、もしXが「英国オンライン安全法」違反と認定された場合、英放送通信庁(Ofcom)は最大1800万ポンド、または全世界の年間売上高10%相当額まで罰金を課すことができ、状況に応じて裁判所から完全なサービス停止が求められる可能性もあるとのことです。

一方Grok側は、Grokが生成した不快な発言に対するユーザーらの批判に対し否定するコメントを返し、「英国の法律では、このような発言はヘイトスピーチに該当しない」と主張しています。(提供/CGTN Japanese)

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