中国科学技術大学工程科学学院および人型ロボット研究院の王洪波(ワン・ホンボー)研究員の研究チームはロボットの指先に組み込むことができるセンサーを開発し、ロボットが「人間のように指で触れて操作する」ための重要な知覚能力を提供できるようになった。関連研究成果はこのほど、国際学術誌「IEEE/ASMETransactionsonMechatronics」に掲載された。
この「OriCube」と名付けられた6軸力・トルク(F/T)センサーは、体積がわずか14×14×12mm³で、重量がわずか4グラムしかなく、ロボットの器用な指先に組み込むことが可能だ。このセンサーは、羽毛が触れる程度の微弱な接触を感知できる一方で、ハンマー打ちによる衝撃パルスにも耐えることができる。
研究チームが開発したOriCubeは、折り紙構造を応用した3次元コイル配列を採用し、金属外殻の6自由度(並進と回転)における微小な変位と回転角を同時に測定できる。また、小型化されたパッケージングにより、ロボットの指先への組み込みを容易にした。機械設計においては、OriCubeの各軸方向の剛性を調整できるようにしており、ニーズに合わせて設計することで、感度と測定範囲のバランスを実現できる。
厳格な校正と試験の結果、OriCubeは小型・軽量・低消費電力といった特長に加え、外部磁場による干渉を効果的に抑制でき、複雑な作業環境においてもロボットに安定した信頼性の高い知覚情報を提供できることが確認された。実験結果はこの研究成果が不確実な環境下でロボットが巧みに複雑な作業を行うための重要な触覚知覚情報を提供できることを示している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)











