中国では最近になり、中古品を扱う通販サイトの閑魚で、山西省長治市内にある国宝級の歴史的建造物から持ち出した物品が売り出されているとの情報がインターネットで流れた。中国メディアの紅星新聞によると、市が調べたところ、市内の歴史的建造物2カ所の装飾瓦が盗まれていた記録があった。
閑魚で売られていたのは装飾瓦で、長治市は関係が疑われる市内の歴史的建造物の装飾瓦の盗難を2件特定した。まず1件目は長治市上党区にある東泰山廟の鴟吻(ちふん、城郭などの屋根の大棟の両端に取り付けられる、竜などの形をした装飾瓦)が1998年に盗まれた事件だ。もう1件は、平順県の夏禹神祠の、本殿屋根の最上部の大棟をふく筒状の装飾瓦が2013年に盗まれた事件だ。東泰山廟は山西省の「保護単位(保護指定文化財)」に、夏禹神祠は「国宝保護単位」に指定されている。
容疑者は閑魚で、「元明時期の三彩琉璃屋根本殿龍紋部材一式」と称して、装飾瓦に3万6666元(約85万円)の値を付けて売り出していた。警察は容疑者の身柄を拘束して捜査を進めている。また、押収した装飾瓦の鑑定照会作業も進められている。容疑者による中古品を扱う通販サイトへの出品はすべて取り下げられた。(翻訳・編集/如月隼人)











