2026年3月15日、韓国・聯合ニュースは「世界的な物価高とサプライチェーンリスクの悪化で昨年は電子業界の原材料負担が大幅に拡大した」と伝えた。

サムスン電子が15日に公示した25年度事業報告書によると、昨年の原材料購入額(サムスンディスプレーを除く)は99兆9475億ウォン(約10兆6654億6000万円)で、前年比8.8%増加した。

中でも生活家電・テレビ・スマートフォンなどのデバイスエクスペリエンス(DX)部門の購入額は74兆5693億ウォンと、前年に比べ約7兆ウォン増えたという。LG電子の昨年の原材料購入額は17兆4096億ウォンで、前年に比べ約1兆ウォン増加した。

ディスプレー業界も素材・部品価格上昇の影響を受けたという。昨年のサムスンディスプレーの原材料購入額は13兆592億ウォンで、前年比約5000億ウォン増加した。ディスプレーの駆動と信号伝達を担うフレキシブルプリント回路基板実装部品(FPCA)の価格が前年比約6%、強化ガラス用カバーガラスの価格も約12%、それぞれ上がった。

ただ、LGディスプレーは大型LCD事業からの撤退により、原材料購入額が24年の11兆5145億ウォンから昨年は9兆4617億ウォンに減少した。

電子部品業界も先端素材価格の上昇に伴い収益性が悪化している。LGイノテックの昨年の原材料購入額は17兆4096億ウォンで、前年の16兆4793億ウォンより約1兆ウォン増えた。サムスン電機も4兆2174億ウォンから4兆4708億ウォンに拡大している。これはパッケージソリューション事業の主要原材料である銅張積層板(CCL)とポリプロピレン(PP)の価格が前年より15~18.7%上昇した影響とみられる。カメラモジュール用センサーICの平均単価も3.7~6.6%上昇した。

中東情勢の影による原油価格と物流費の急増、サプライチェーンリスクの深刻化により、今年、原材料価格の負担は昨年よりさらに拡大する見通しだという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「知らなかったの?今さらこんな記事を書く意図は何だ?」「労組をクビにしてロボットで代替すれば8兆ウォンのコストカットは可能でしょ」「世界中が同じように拡大しているよ」「販売価格に反映させれば解決。資本主義市場の論理だ」「だから結局、値上げしますってことじゃないの」といった声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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