2026年3月16日、韓国メディア・OSENは、米ロサンゼルスで開催された第98回アカデミー賞授賞式で、主題歌賞を受賞したNetflix(ネットフリックス)のアニメ映画「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」の制作陣に対し、受賞スピーチを強制的に打ち切るような演出があったとして、韓国国内で批判の声が上がっていると伝えた。

同授賞式で、「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」は、OST(オリジナルサウンドトラック)「Golden」で主題歌賞、また長編アニメーション賞を受賞し、2冠を達成した。「Golden」は世界累計視聴回数5億回を超え、米ビルボード「HOT 100」でも1位を記録するなど、世界的な社会現象を巻き起こしている。

主題歌賞の受賞時、ステージ上には作詞・作曲・歌唱を務めた歌手のイジェ(EJAE)をはじめ、共同作曲家陣が登壇。イジェは「幼い頃、K-POPが好きだと言うとからかわれたが、今では誰もが私たちの歌を歌っている。誇らしい」と涙ながらに語った。しかし、イジェがスピーチを終えた直後、共に登壇した作曲家のIDO、24、TEDDY、MARKらがマイクを握ろうとしたところで、退場を促すオーケストラの演奏が鳴り始めた。受賞者たちは慌ててスピーチを続けようとしたものの、音楽のボリュームは上がり続け、結局全員が言葉を伝え切ることなくステージを後にする形となった。

これを受け、韓国での生中継を担当した解説者は「短編映画賞のスピーチは長かったのに」と、主題歌賞への時間制限に遺憾の意を表明した。

また記事によると、米国メディア・CNNもこの演出について「オスカーはK-POPを軽視してはならない」「(受賞は)大きな意味を持つ瞬間であり、十分な時間があれば、もっと偉大なシーンになっていただろう。本当に恥ずかしいことだ」と指摘したという。

これについて、韓国のネットユーザーからは「アジア人が壇上に並んだ瞬間に追い出すなんて、人種差別じゃないのか」「(スピーチのための)メモを用意してきているのに読ませもしない。あまりにも冷遇すぎる」「ビルボード1位の曲に対してこれ?。アカデミーは相変わらず排他的だ」「先に受賞した他部門の白人監督たちは、もっと長く話していたはず」「実力で勝っても、こうしてプライドを傷つけられる。これが今のハリウッドの現実か」「わざわざ祝賀ステージまで用意しておいて、スピーチはさせないなんて」などの声が上がった。

一方で、「進行上、仕方のない部分もあったのでは」「全員が話しているとかなり長くなってしまうからだろう。気にしすぎだ」「韓国人が過敏になりすぎている」「作品が2冠を達成した記念すべき日なのだから、こんな風に問題にしなくても」といった声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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