2026年3月16日、中国メディアの界面新聞は、雲南省昭通市が渝昆高速鉄道(重慶―昆明間)の建設現場で発生した出水・土砂噴出事故の調査報告書を公表し、事故原因と責任者を認定したと報じた。
記事は調査報告書の内容として、2025年7月12日正午ごろ、昭通市彝良県内で建設中の昭通トンネル3号横坑付近の作業現場で突発的な出水・土砂噴出が発生し、作業員7人が死亡、4人が負傷したと伝えた。
そして、事故翌日の7月13日に昭通市人民政府が調査チームを設置し、現場検証や専門家による鑑定を経て原因を究明したと紹介。施工を担当した中鉄隧道集団のリスク意識の欠如、危険箇所の点検・改善の不徹底、異常な状況への対応の不備が主因と認定されたほか、集中豪雨や破砕帯、高水位の地下水層といった地質・気象条件も複合的に作用したと報じている。
さらに、調査チームが責任者12人に対する処分を勧告し、施工企業の中鉄隧道集団に対しては、専門施工計画に従わなかったことや安全管理・教育訓練の不徹底を理由に行政処分が科されるほか、監理を担当した中鉄華鉄工程設計集団にも、危険箇所を適時に発見・排除しなかったとして処分が科されると伝えた。
記事は渝昆高速鉄道について、重慶と昆明を結ぶ国家重要路線と位置づけられ、総投資額は約806億元(約1兆8500億円)に上る大型プロジェクトとして建設が進められていると紹介。この事故による直接的な経済損失は約805万8000元(約1億8500万円)に上ったと伝えている。(編集・翻訳/川尻)











