浙江省では、義烏市にある世界最大規模の日用雑貨などの商品集積地「義烏国際商貿城」の爆発的な人気が続いており、世界中のバイヤーが新しい商品を求めて続々と同市を訪れている。実用的で優れた商品から最先端のテクノロジー商品に至るまで、ここには何でもそろっている。

210万種類の商品が続々登場、世界中のバイヤーが集まる義烏

実用性と目新しさ、これが義烏が世界中から注目を集める「核心の秘密」だ。事業者の傅妙玲(フー・ミャオリン)さんのブースには、100種類以上の新商品が整然と並んでおり、中でも「多用途クリエーティブコースター」が特に目を引いていた。実用的な生活用品であると同時に、使わないときはレストランやカフェのような素敵なインテリアにもなるデザインとなっている。新商品は発売されると、その優れたアイデアによってたちまち大量の受注を手にした。

傅さんの説明によると、このコースターはクリエーティビティーあふれるデザインと実用性を兼ね備えている。義烏の商品の開発能力とイノベーション能力が年を追うごとに高まっていることから、10日間で売り上げと受注は計1万セットを超えることになるとみられている。

生活雑貨からハイテク製品まで、義烏のイノベーションの大きなうねりがグローバル市場を席巻している。人工知能(AI)技術と融合したヘルスケア・付き添いロボットは、基盤モデルに基づくスマート医師の機能もあれば、遠隔診療にも応用できるため、発売されると多くのバイヤーの注目を集めた。春節(旧正月、今年は2月17日)シーズンに登場した義烏の新製品の多くはオンラインでの問い合わせが前年同期比で80%増加し、中国内外からの注文はすでに4月末まで埋まっている状態だという。

関連の統計を見てみると、義烏商貿城の春節連休明け最初の営業日には、訪れた人が同23.8%増の延べ29万1000人に達した。市場内では210万種類の商品がリニューアルされ、さまざまなニーズを持った世界中のバイヤーはそれぞれに収穫を手にして帰路につくことができたという。

小さな商品が大きな世界へ、爆発的な人気が続く春の義烏―中国

新製品を急ピッチで開発して世界に発送、小規模企業のペースが加速

義烏市にある35階建てのオフィスビルにあるアートトイデザイン会社のオフィスでは、デザイナーチームが新製品の仕上げ作業を活発に進めていた。

同社を経営する陳恵君(チェン・フイジュン)さんは、「今年はオリジナリティー志向がより高まり、毎月およそ30種類から50種類の商品が生まれている」と話した。

クリエーティビティーが生産をけん引し、人気イベントが生産サイドをエンジン全開にさせる。米国、カナダ、メキシコの共催で行われる2026年サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会の開幕が近づき、義烏のスポーツ用品メーカーは集中的に生産・出荷を進めるラストスパートの段階に全面的に突入した。

小さな商品が大きな世界へ、爆発的な人気が続く春の義烏―中国

スポーツ用品メーカーの呉暁明(ウー・シャオミン)社長は、「春節シーズンに先立ってコンテナ4個分ほどの商品を出荷した。今は中南米やアフリカなどから次々と注文が舞い込んでいる。これまでの受注で、大体5月まで生産ラインがいっぱいだ」と話した。

義烏は今や国際鉄道貨物輸送路線26路線と高効率でつながり、50以上の国と160以上の都市をカバーする国際物流ネットワークを構築している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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