3月16日午後0時12分、中国初となるフレキシブルロボットアームを搭載した商業軌道上運用実験衛星「湖科大2号」が、酒泉衛星発射センターからキャリアロケット「快舟11号遥7」により打ち上げられた。衛星は正確に予定の軌道に投入され、太陽電池パネルも正常に展開し、打ち上げミッションは無事成功した。
湖南科技大学(湖南省湘潭市)が同日に明らかにしたところによると、「湖科大2号」は同大学と蘇州三垣航天科技有限公司が共同開発したもので、「湖科大コンステレーション」の2号機だ。同衛星は地球観測機能に加え、宇宙空間で燃料を使い果たした衛星に対する軌道上燃料補給を行い、軌道上サービス技術を検証するという中核的な使命を担っており、業界では「宇宙のガソリンスタンド」とも称される実証衛星だ。
「見える状態」から「動作可能な状態」へと移行したことが、今回のミッションにおける重要な技術的飛躍だ。2023年12月に打ち上げられた初号機「湖科大1号」は地球観測能力の確立を実現した。一方、「湖科大2号」に搭載されたフレキシブルロボットアームは、軌道上における模擬燃料補給などの操作実験を行い、接近、識別、ドッキングに至る全プロセスの技術を検証することで、将来的な衛星の寿命延長や軌道上サービスの基盤を固める。
また同衛星には、「軌道離脱用抗力増加バルーン」と呼ばれる革新的装置も搭載されている。この装置は衛星の運用終了時に膨張し、直径2.5メートルの球体となって大気抵抗を増大させることで、衛星の軌道離脱・廃棄までの時間を従来の数十年から1年以内へと大幅に短縮する。これは、スペースデブリ問題の解決に向けた低コストで汎用性の高い新たな解決策を提供している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)











