2026年3月13日、米男性ファッション誌「GQ」の台湾版は、実写版「ONE PIECE(ワンピース)」シーズン2が原作ファンから高評価を得た理由について紹介する記事を掲載した。
記事は、「Netflix(ネットフリックス)で実写版『ワンピース』シーズン1が配信された際、世界中のファンは『最も実写化が難しい』とされてきたこの作品が本当に成功するのかと疑問を抱いていた。
その上で、「実写版『ワンピース』が原作ファンから高い評価を得た理由は、原作の精神を尊重しつつ、数多くのオマージュを通じて、アニメや漫画との密接なつながりを構築している点にある。特に大きな成功要因は、原作者・尾田栄一郎氏の直接的な関与だろう。単なる名義上ではなく、実際に脚本チェック、キャラクターデザイン、舞台設定の監修を行っており、制作チームによれば、複数のシーンが尾田氏の助言により再調整されたという」と述べた。
また、「キャラクター造形も重要な成功要因だ。イニャキ・ゴドイが演じるモンキー・D・ルフィは、無邪気さと揺るがぬリーダー性を見事に体現している。新田真剣佑が演じるロロノア・ゾロは、その圧倒的な戦闘力で麦わらの一味のナンバー2としての実力を再現しているだけでなく、鍛え上げられた肉体までもが原作に忠実だ。さらにシーズン2で登場するチョッパーは、同作における愛らしさの象徴的存在となっている」と分析した。
次に、「セットデザインにおいても、実写版では膨大な労力が費やされている。ゴーイング・メリー号、バラティエ海上レストラン、海軍基地などは、実際のセットと映像加工を組み合わせて構築され、グリーンバックに過度に依存していない。これにより、観客は漫画の壮大な世界観をより直感的に体感し、偉大なる海賊の世界へと没入できるのである」と論じた。
さらに、「戦闘シーンでは、誇張された漫画的アクションを無理に現実化することなく、ルフィの伸縮能力、ゾロの三刀流、そして本シーズンで登場するロビンの能力など、原作特有の戦闘スタイルがそのまま再現されている。
加えて、「原作ファンであれば『電伝虫』の独特な特徴は周知のことだろう。この生体通信装置は使用者によって外見や表情が変化する。実写版でもこの設定が忠実に再現され『ワンピース』らしいユニークな魅力を発揮している。また実写版とアニメ版の結びつきは視覚だけにとどまらず、音楽にも及んでいる。劇中音楽には『ワンピース』の名曲『ビンクスの酒』が使用されており、これを耳にしたファンはアニメの感動的な場面を思い起こさずにはいられなかった」とした。
そして、「原作ファンの間で特に話題となっているのが、実写版に頻繁に登場する『懸賞金ポスター』だ。さまざまな場面に複数のキャラクターの手配書が登場し、中には未登場の重要人物も含まれている。一般の視聴者には一瞬の演出に過ぎないかもしれないが、原作ファンにとっては今後の展開を示唆する伏線になっている」と述べた。(翻訳・編集/岩田)











