中国科学院大学が明らかにしたところによると、世界最大の加速器を有する素粒子物理学研究所である欧州原子核研究機構(CERN)は北京時間3月17日、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を用いた国際共同実験「LHCb」(Large Hadron Collider beauty experiment)実験で新たな粒子、単電荷ダブルチャームバリオン(グサイ・シー・シー・プラス、Xicc+)を発見したと発表したとのことです。この研究は、中国科学院大学物理科学学院の何吉波教授が率いる研究チームが主導して達成したものです。
単電荷ダブルチャームバリオンは、チャームクォーク2個とダウンクォーク1 個で構成されており、双電荷ダブルチャームバリオンとともに自然界に存在する「アイソスピンパートナー」を形成しています。この特異なミクロ世界では電磁力の作用が異常に強く、より重いダウンクォークを含む単電荷ダブルチャームバリオンは、より軽いアップクォークを含む双電荷ダブルチャームバリオンよりも軽くなっています。この現象の正確な測定は、人類が物質の基本的な組成とその相互作用力を深く理解するために重要なデータを提供しています。
今回の新粒子発見は、強い相互作用やクォークモデルに対する人類の理解をさらに深めるとともに、将来より多くの新粒子を発見し、物質の深層構造を探求するために新たな扉を開くものとみられています。(提供/CGTN Japanese)











