中国社会科学院世界経済・政治研究所などが3月17日に共同で発表した報告書「世界経済黄書:2026年の世界経済情勢分析と予測」は、短期的な課題と長期的な構造的問題の二重の影響により、2026年の世界経済の成長率は3.0%に減速するだろうと予想しています。

報告書は、「世界経済の回復プロセスには紆余(うよ)曲折があり、成長の原動力を欠き、回復ペースのばらつきが際立っている。

インフレの高止まりが予想以上に長引いており、世界の貿易と投資の成長が力を欠いている一方、地政学的問題による紛争がエスカレートし、グローバル産業チェーン・サプライチェーンの再構築が加速し、金融の脆弱(ぜいじゃく)性と高い債務リスクが重なり合い、世界経済の安定に厳しい課題と大きな不確実性をもたらしている」と指摘しています。

その上で、報告書は、抜本的な構造変革が世界経済の構図を塗り替えているとして、具体的には「新たな科学技術革命と産業変革が勢いよく進行しつつあり、特に人工知能(AI)に代表される新技術は爆発的な成長を迎えており、新たな産業、新たなモデル、新たな原動力を生み出すと同時に、世界の分業、雇用構造ひいては国際ルールにも深い影響を与えている。また、気候変動への対応が世界的な共通認識として強まり、グリーン技術、グリーン金融とエネルギー安全保障をめぐる国際競争と協力が本格化し、経済成長の新たな道が開かれつつある」との見方を示しています。(提供/CGTN Japanese)

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