仏RFIの中国語版サイトによると、ケニアとウガンダの大統領は21日、国境付近で会談し、数十億ドルの費用を投じ長らく遅延していた中国が建設を支援する鉄道延伸工事の完了を祝った。この建設工事によりケニアは多額の債務を抱えることになった。
2013年から19年にかけて建設されたこの標準軌鉄道は、ケニアの港湾都市モンバサと首都ナイロビを結び、湖畔の町ナイバシャへ延伸されたが、中国は計画に基づいてウガンダまで延伸される前に追加融資を拒否した。
ケニアは、中国への債務返済に年間約10億ドル(約1590億円)を費やしているが、そのほとんが鉄道建設のために借り入れたものだ。
この鉄道は過去1年間に旅客数と貨物数が力強く増加したものの、昨年の営業収入は約1億6500万ドル(約262億3500万円)で、10億ドルとの差は歴然としている。
ケニアの会計検査院が昨年発表した報告書によると、債務の延滞金と利息だけで2億6000万ドル(約413億4000万円)超が無駄に費やされた。
しかし、費用をめぐる論争にもかかわらず、ケニアはこの鉄道の完成に意欲的だった。
ケニアのルト大統領は、ウガンダとの国境に近いキスムで、ウガンダのムセベニ大統領とともに盛大な式典に出席し、この鉄道は「世代を決定づける」だろうと述べた。
ルト氏は、この鉄道によって東アフリカの「競争力を損なう」物流コストが大幅に削減されるとの認識を示した。
野心的な建設スケジュール通りなら、この鉄道は27年6月までにキスムに到達し、その次の段階で国境沿いの町マラバまで延伸される。
ルト氏は「貨物がモンバサからマラバまで輸送されるのに平均80時間かかり、ウガンダの首都カンパラに到着するまでには100時間以上かかる」とし、「非効率性の上に繁栄を築くことはできない」と述べた。
ムセベニ氏は、この鉄道によって自国のインフラにおける非効率性が解消されるだろうと述べた。
ルト氏は19日、ナロク郡で行われた次の段階の建設工事の起工式で、雇用創出と道路渋滞の緩和につながるとし、「われわれはこのプロジェクトとその資金調達について十分に検討した」と強調した。
ケニアメディアのビジネス・デイリーによると、財務省の試算では、総費用は39億ドル(約6201億円)を超える見込みだ。
ケニアは今回、中国の銀行から追加融資を受けるのではなく、将来の貨物税収を担保にした借り入れを予定している。
米ボストン大学の「中国によるアフリカへの融資データベース」によると、中国が2000~19年にケニアに融資した97億ドル(約1兆5423億円)の約半分が鉄道建設に充てられた。(翻訳・編集/柳川)











