大河財立方など中国メディアは21日から22日にかけて、四川省にある牦牛坪鉱山のレアアース資源量が、これまでの推定の3倍程度もあること分かったと報じた。さらに、工業分野で極めて重要な蛍石(ほたるいし、フローライト)や重晶石(じゅうしょうせき、バライト)の資源も極めて多いことが分かったという。

牦牛坪鉱山のレアアース資源量はこれまで316万トンとされてきたが、中国政府自然資源部によると、最新の調査で資源量は966万5600トンであることが分かったという。中国内モンゴルのバインオボー(白雲鄂博)鉱山は現在稼働中のレアアース鉱山として全世界でも圧倒的な資源量のあるレアアースの大鉱山だが、牦牛坪鉱山はレアアース資源量で世界第2位の鉱山ということになる。

また、レアアース鉱石と同時に採掘される蛍石の資源量が2713万5400トン、重晶石では3722万7700トンと算出されたことも、極めて大きな意義を持つ。蛍石はフッ素を得るための主たる鉱物であり、フッ素は半導体チップの洗浄に不可欠な高純度フッ酸の原料や、リチウムイオン電池の電解液の材料になる。重晶石は硫酸バリウムの原料だ。硫酸バリウムは採掘ドリルを冷却し、地下の高圧を抑え込むための極めて優秀な加重材として、世界中の油田などで使われている。

自然資源部の関係者は、この蛍石と重晶石の資源量について、「震撼すべき」と表現したという。牦牛坪鉱山は蛍石と重晶石の生産量についても、世界最大級の鉱山に成長する公算が高い。(翻訳・編集/如月隼人)

編集部おすすめ