中国で今春のヒット作となった時代劇ドラマ「逐玉:翡翠の君」について、過去のヒット作の記録更新が報じられる中、ヒットの基準を巡る激しい論争も巻き起こっている。

「逐玉:翡翠の君」はチャン・リンホー(張凌赫)とティエン・シーウェイ(田曦薇)が主演し、OTTサービスの愛奇芸(iQIYI)と騰訊視頻(テンセントビデオ)、Netflix(ネットフリックス)で配信されている。

22日に配信プラットフォーム内の人気指数「熱度」において、愛奇芸では22年のヒット作のファンタジー時代劇「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」のピーク値を超え、「逐玉」が歴代4位に浮上した。

しかし、この記録超えが逆にヒットの基準を巡る議論を呼ぶことになった。「逐玉」は配信開始後、有効再生数の市場シェアが40%台をキープするなど爆発的ヒット級の数値を示してきた。だが一方で、プラットフォームの非会員が広告を1秒視聴するだけで「視聴完了」としてカウントされる仕組みも指摘され、データの信頼性に疑問の声も上がっている。

騰訊視頻と愛奇芸の共同配信作品として、2大プラットフォームから大規模なリソース投入が行われたことで、「作られたヒット作」との見方が広まる中、22日には蒼蘭訣超えの話題によって、「蒼蘭訣」の当時の爆発的なヒット現象が改めて浮き彫りに。中国のSNS・微博(ウェイボー)でも関連ワードがトレンドランキング上位を占めた。

時代劇「逐玉」の蒼蘭訣超えで論争激化、「作られたヒット作」に疑問が噴出
蒼蘭訣~エターナル・ラブ~

ワン・ホーディー(王鶴棣)とユー・シューシン(虞書欣)主演の「蒼蘭訣」は22年の配信当時、愛奇芸で歴代2位となる人気指数を記録。プラットフォームに約1億人の新規会員をもたらし、同年の第3四半期(7~9月)の会員収益の約70%に貢献するなど圧倒的な成功を収めた。(Mathilda)

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