中国のロボットメーカーである宇樹科技(ユニツリー)は3月20日、上海証券取引所の科創板(ハイテク企業向け市場)への新規株式公開(IPO)申請が受理されたことが分かりました。同社は今回の上場で42億200万元(約970億円)の資金調達を目指しています。

同社は四足歩行ロボット(Go、A、Bシリーズ)と人型ロボット(H、G、Rシリーズ)を中心に事業を展開しています。さらに、巧緻ハンドや協働ロボットアーム、レーザーレーダーなどの主要部品にも領域を広げ、「移動・操作・対話」を軸としたロボット製品群を構築しています。

目論見書によると、今回のIPOでは、4044万株以上を新規発行し、調達資金はロボット用人工知能(AI)モデルの研究開発、ロボット本体の高度化、新型製品の開発、製造拠点の建設に充てる計画です。

業績は急成長を遂げています。売上高は2023年の約1億6000万元(約37億円)から2025年には約17億元(約392億円)へと拡大し、純利益も赤字から2億8800万元(約66億円)の黒字に転換しました。多額の開発投資が必要な高性能汎用ロボット分野において、同社は量産化と収益化を実現した数少ない企業とされています。2025年には人型ロボットの出荷台数が5500台を超え、世界首位となりました。

ロボット産業は次世代の成長エンジンとして注目されており、同社の上場は科創板の魅力向上や資本市場の活性化につながると期待されています。(提供/CGTN Japanese)

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