2026年3月24日、韓国・朝鮮ビズによると、最近「1000ウォンパン店」と呼ばれる低価格の製菓製パン店を中心に中国産のパンが急速に広がっている。国産のパンと価格は同じ1000ウォン(約100円)だが、国産は賞味期限が1週間前後なのに対し、中国産は2~3カ月、長いものだと6カ月に達するという。

業界によると、1000ウォンパン店はこれまで「当日生産・当日販売」の構造と低価格を武器に成長してきた。国産パンの工場出荷価格は600~700ウォン程度で、物流コストなどを含めた店舗仕入れ価格は700~800ウォン。販売量で収益を出す「薄利多売」戦略で成りたっている。

この市場に最近、賞味期限が長い中国産パンが流入してきた。「賞味期限が長すぎる」と、防腐剤の過剰使用を疑う消費者がいる一方で、店主らは「品質に問題はない」「正式な輸入手続きを経た製品なので安全性は検証済みだ」という立場だ。一部には韓国の保険会社の製造物賠償責任保険に加入済みであることを示すマークが付いた製品もあるという。

ある店主は「安全性が検証されているから保険にも加入できたのでは。中国産だからと不安視するのは過剰だ」と話す。1000ウォンパン店には日本から輸入したパンもあり、中国産と同様にパッケージの中に防腐剤が入っている。

外観からは国産と中国産の区別が難しい点も議論を呼んでいる。記者がソウル市内の低価格パン店や無人販売店など5カ所を調べたところ、4カ所で中国産パンが販売されていたという。パッケージが韓国語のため、国産品と誤認しやすく、原産地や製造者情報は裏面に比較的小さく表示されているのみだったという。

中国産パン導入の背景には、製品の種類を増やして消費者の選択肢を広げ、売り上げを伸ばそうという「多品種戦略」が挙げられる。店主らによると「中国産パンも国産パンも仕入れ価格はほぼ同じ」だが、味と消費者の好みを考慮して品数を多くしているという。

ソウル市は27日までに輸入低価格パン約700個について、保存料基準を順守しているかなどを検査する。基準に反した製品は直ちに販売を中止し、回収措置を取る方針だ。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「賞味期限が6カ月もあるパンを食べる人は何を考えているのだろう。そんなものは食品と言える?。中国を信じてるのか?」「防腐剤のかたまりなのでは?」「中国の動画で『犬もにおいを嗅ぐだけで食べない、危ない』と言ってた。そんなのが韓国に輸入されていたとは」「中国産はパンだけじゃなく他の食品も気を付けないと」「輸入自体を止めるべき」「韓国の安全基準と管理能力を信じてるの?。中国の食品を信じてるの?」「ただでくれても食べない」など、中国産のパンは信用しないという声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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