仏RFIの中国語版サイトによると、シンガポールのローレンス・ウォン首相は28日、4日間の中国訪問を終えてシンガポールメディアの取材に応じ、東南アジア諸国は中国と米国の対立でどちらの側にもつかず、地域が開放的で包容的な状態を維持することを望むと述べた。
ウォン氏は「主要国との開放的で包括的な関係構築を目指す姿勢は、シンガポール特有のものではない。
ウォン氏は、シンガポールが2027年のASEAN議長国として、どの国にも肩入れせず、自国の利益を最優先に行動するという方針を、他の加盟国や地域のパートナーにどのように浸透させていくのかというCNAの質問に答えた。
ウォン氏は、ASEAN首脳会議にはオーストラリアやニュージーランドを含む幅広いパートナーが集まっており、さらにASEANプラス3の枠組みを通じて中国、日本、韓国も参加していると指摘した。
ウォン氏は「それがASEANのやり方だ。たとえ主要国同士に問題があっても、われわれはすべての主要国を巻き込みたい。われわれは彼らと前向きで建設的な対話や関わりを持ち、協力関係を深めるための共通点を見出し続けている」とし、このバランスの取れたアプローチをASEAN加盟国に納得させることは難しくないはずだと付け加えた。
また、シンガポールと中国訪問で訪れた香港・海南島とを対比させ、シンガポールには広大な内陸部がなく、ASEANがその役割を果たすことができると述べた。
ウォン氏は「われわれはより広範なASEAN市場の統合に向けて、これまで以上に努力すべきだ。実際、われわれは統合を進めていて、特に来年ASEAN議長国を務める際には、それを継続していく」と述べた。
ウォン氏は、日中関係および先週の東京訪問、今週の海南島・香港訪問と、訪問のタイミングが相次いだことにも触れ、日中関係は「困難な局面を迎えている」と認めた上で、「しかし、シンガポールの立場から言えば、われわれは中国と日本の両方と友好関係にある。さらに言えば、米国やその他の主要なパートナー国とも友好関係にある」と述べた。
ウォン氏によると、主要国同士の関係に困難が生じる可能性はあるものの、シンガポールの目標はすべての主要国と友好関係を維持することであり、それは可能だと考えていて「それがわれわれのやり方であり、これまで一貫してそうしてきた。そして、われわれは今後も主要国すべてと連携し、協力関係をさらに深め、双方にとって有益な結果を追求していく」と述べた。
ウォン氏は、中国と日本はシンガポールとASEANにとって重要なパートナーであり、今回の訪問は協力関係を深め、地域情勢を形成する機会となったため、タイミングは非常に良かったと付け加えた。
中国はASEAN最大の貿易相手国であり、日本は同地域における主要投資国だ。貿易以外にも、両国はASEANを中心とした地域構造において重要なパートナーだ。ウォン氏は「シンガポールにとって、中国と日本はどちらも重要なパートナーだ。シンガポールにとってそうであるように、ASEANにとっても同じことが言える。だからこそ、両国と関わりを持ち、協力関係を深め、二国間だけでなく地域情勢の形成においても積極的に関与していくことが重要なのだ」と述べた。さらに「これは(シンガポールが)中国と日本に対して一貫して伝えているメッセージだ。われわれは両国への訪問を成功させてきた。今後も中国・日本との建設的な関わりとより一層の協力関係を歓迎していく」とも述べた。(翻訳・編集/柳川)











