2026年3月29日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国人観光客の男がグアムのアンダーセン空軍基地で国防施設を不法に撮影したと報じた。

記事は、グアム地区裁判所の資料を基に事件の経緯を紹介。

馮炳坤(フォン・ビンクン)被告が2月19日、車でアンダーセン空軍基地の正門検問所に向かった際、スマートフォンを掲げて撮影している姿を軍曹に目撃されたと伝えた。

また、被告のスマホでは中国製ナビアプリが起動しており、目的地が基地内に駐屯する米海軍の第25海上戦闘ヘリコプター中隊(HSC-25)に設定されていたことに言及。基地周辺には中国語を含む多言語で立ち入り禁止や撮影禁止の標識が掲示されていたと説明した。

その上で、被告が今月20日に出廷して罪を認め、即日判決を受けたことを報告。未決勾留期間を刑期に算入する形で釈放され、60日間の保護観察下に置かれるとした。さらに、米国市民ではないため、判決から1カ月以内の出国と許可なき再入国の禁止を命じられ、被告が合意したと報じている。

記事は、被告が中国のSNS「小紅書(RED)」やニュースサイトを通じて基地の存在を知り、見学目的で訪れたと明かし、中国国内でも軍事施設の撮影は禁止されていることから、違反すれば逮捕される可能性があることを認識していたと供述したことを紹介した。

なお記事によると、被告は中国・河北省廊坊市で刑事・民事事件を扱う弁護士だという。(編集・翻訳/川尻)

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