金価格の上昇を背景に、香港上場の黄金・宝飾企業では好調な業績を示す企業が目立っています。業界大手の周生生が3月26日に発表した2025年決算によると、継続事業ベースの売上高は前年比6%増の224億4600万香港ドル(約4574億円)となりました。

宝飾・時計の小売りも5%増と堅調で、継続事業ベースの当期純利益(親会社株主帰属)は115%増の16億5900万香港ドル(約338億円)と過去最高を更新しました。粗利益率も32.6%まで上昇し、既存店売上高も7%増加しました。

同社は、金価格の上昇により、過去に低コストで仕入れた在庫の採算が改善したことが収益拡大につながったと説明しています。加えて、小売りネットワークの最適化によるコスト削減も進み、販売および管理費が6%減少しました。

こうした動きは個別企業にとどまらず、業界全体で広がりを見せています。例えば、老鋪黄金は2025年の売上高が前年比約221%増の273億300万元(約6304億円)に達し、利益も約230%増と急拡大しました。ブランド力の向上や商品力の強化、新規出店などが成長を後押ししたとしています。

また、周六福も売上高が2%増、純利益が8.9%増と安定した成長を維持しました。オンライン販売の拡大や直営店の収益力向上、フランチャイズ事業の構造改革が寄与したとしています。

一方で、夢金園は売上高が5.1%増と増収を確保したものの、純利益は45.2%減となり、企業間で明暗が分かれる結果となりました。(提供/CGTN Japanese)

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