中国メディアの観察者網は30日、韓国が中国14都市を対象に10年間有効の数次ビザの発給を始めたと報じた。
記事によると、このほど訪中した韓国文化体育観光部の崔輝永(チェ・フィヨン)長官は中国人観光客の誘致に向け、韓国政府が国際交通路線の拡充を計画していることに言及。
この対象となる14都市は北京、上海、広州、深セン、蘇州、アモイ、天津、南京、杭州、寧波、武漢、長沙、青島、重慶だ。
データによると、2025年に中国から韓国を訪れた観光客は延べ548万人と前年より19.5%増加した。
韓国政府は現在、中国からのインバウンド市場の構造的高度化を推進しており、団体客の規模拡大という従来の量的成長モデルを見直して個人旅行者の多様なニーズに焦点を当てている。それと同時に、高付加価値サービスで1人当たりの平均消費の押し上げを進める考えだ。3月に北京、上海、深セン、青島、香港などに向けて実施したプロモーション活動では、各都市の特徴に応じた差別化戦略が展開された。
崔長官は観察者網の取材に対し、「週末の韓国旅行」が日常になることへの期待を表明。また、中国との国交樹立35周年に当たる27年を「両国の人的往来の『1000万時代』元年にしたい」との意気込みも示した。
韓国を訪れる中国人観光客の消費行動は変化しつつあり、最近は美容、グルメ、公演などテーマ型の消費へと向かっている。行動範囲はコンパクトになり、消費はより細分化されているという。
記事によると、崔長官は「最近の傾向を見ると、中国人観光客は単純な買い物と観光ではもはや満足しなくなっている」と述べ、「より求められているのは現地の人のように生活を体験する旅だ」などと指摘した。
韓国は29年の外国人観光客受け入れ目標として延べ3000万人を掲げている。











