中国で、未上場で企業価値が高い「ユニコーン企業」の存在感が一段と高まっています。最新の「中国ユニコーン企業発展報告(2026年)」によると、2025年時点の中国のユニコーン企業数は416社に達し、世界全体の約3割を占めて第2位となりました。

総企業価値は約1兆6095億ドル(約256兆8800億円)に上り、1社当たりの平均評価額は約38億6900万ドル(約6200億円)となりました。直近3年間では、企業数が12.7%、総評価額が14.6%それぞれ増加し、平均評価額も過去3年で最高水準を更新しています。市場における成長期待の高さが、企業価値の上昇につながっているとみられます。

分野別では、人工知能(AI)、スマート製造、新消費・小売り、半導体、新エネルギー・新素材の5分野で企業数全体の約7割を占めました。特にAI分野は69社、総評価額6380億ドル(約101兆8200億円)と突出しており、唯一、平均評価額が100億ドル(約1兆6000億円)に迫る水準となっています。

また、評価額が特に大きい「スーパー・ユニコーン」企業は14社にとどまるものの、全体の評価額のほぼ半分を占めるなど、一部企業のけん引力が際立っています。これらの企業の多くは北京、上海、広州(広東省)、深セン(同)といった主要都市に集中しています。

地域別では、京津冀(北京市、天津市、河北省)、長江デルタ、広東・香港・マカオグレーターベイエリアの三大エリアに358社が集積し、「三極主導」の構図が鮮明です。都市別では北京が116社で最多、上海65社、深セン43社、広州21社、杭州(浙江省)20社と続き、上位5都市で全体の6割超を占めました。(提供/CGTN Japanese)

編集部おすすめ