中国IT大手の百度(バイドゥ)が手がける自動運転サービス「蘿蔔快跑(Apollo Go)」は3月30日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで完全無人運転による商業運行を正式に開始しました。ドバイで無人運転タクシーが本格的に導入されるのは初めてです。

同サービスは段階的に車両を投入し、将来的には数千台規模の運行ネットワーク構築を目指します。サービスはジュメイラ地区などの主要エリアから開始し、運行状況を踏まえて拡大していく方針です。

運営面では、ドバイ国営のタクシー会社ドバイ・タクシー・カンパニー(DTC)と協定を締結し、現地交通網との連携を強化する一方、ウーバー・テクノロジーズとも提携し、プラットフォームを通じた利用拡大を図ります。

百度の無人運転タクシーがドバイで商用化、海外展開を加速
ドバイ

今回の進出は段階的に進められてきました。2025年に現地当局と協力協定を締結し、2026年初頭には初の完全無人運転試験許可を取得。海外初の運営拠点も設立しています。すでに世界政府サミットでドバイ皇太子が試乗し、高い評価を得たことも追い風となりました。

累計データでは、2025年10月末時点の同サービスの世界全体での自動運転走行距離は2億4000万キロ超、完全無人運転でも1億4000万キロ以上に達しています。

現在、サービス提供は世界20都市以上に広がり、累計利用回数は2000万回を超えています。百度は今後、アジアや中東、欧州を横断するスマートモビリティー網の構築を進め、海外事業の成長を加速させる構えです。(提供/CGTN Japanese)

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